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当クリニックでは、皮膚科の専門医院として頭から足先まであらゆる部位に発生する皮膚疾患を診察します。保険診療(一般診療)から自由診療(保険外診療)まで幅広く対応いたしますので、何でもお気軽にご相談ください。
お知らせ
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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8:30~12:30 | ○ | ○ | ○ | 休 | ○ | ○ 8:30 ~ 13:30 |
15:00~18:00 | ○ | ○ | ○ | 休 | ○ |
【休診】木・日・祝日
アトピー性皮膚炎とは、皮膚の乾燥・バリアー機能の異常により、全身に痒みを伴う皮膚炎(湿疹)が発生する病気です。
遺伝 | ご家族、親戚でアトピーがあると、かかりやすいと言えます。 |
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心因 | ストレスが原因となってアトピーが発症する場合があります。 |
体質 | 皮膚が弱くてかぶれやすい人は、アトピーにかかりやすいと言えます。 |
環境 | ハウスダスト、花粉、ペットなどが原因となってアトピーが発症します |
院長の内田は、皆様と同じようにアトピーを経験しています。私自身、永年アトピーに悩まされてきていましたが、治療を続けることで毎日の生活を普段どおりに過ごせるまでに改善しました。
それゆえ、順天堂大学アトピー疾患研究センターにてアトピーの研究を続け、アトピーに対する専門性を活かした治療を行っています。
皆様も根気良くアトピーの治療を続けていけば、私と同じように症状が改善する可能性は充分にあります。
アトピーにお悩みの方、ご家族にアトピーの方がいらっしゃり不安を抱えている方、一度ご相談ください。
同じアトピーを経験した私だからこそ、お伝えできることがあります。
アトピー性皮膚炎は慢性的な疾患で、完治させることは非常に難しいですが、適切な治療を継続することによって症状を改善させることができ、また症状が無い状態にすることも可能です。アトピーの原因は様々です。環境による原因も考えられますので、四季を通して治療を進めていく必要があります。
当院では、「日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」に基づき治療を行っています。
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帯状疱疹はヘルペスウイルスの一種である水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。水痘(水ぼうそう)にかかった後、潜伏していたウイルスが、ストレスや老化、過労、病気などによる免疫低下により再活性化し、帯状疱疹として発症します。帯状疱疹がうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことのない人にはうつる可能性があり、その場合は帯状疱疹ではなく、水ぼうそうとして発症します。通常は生涯に一度しか発症しませんが、免疫低下などでまれに再発することがあります。
症状は一定の神経支配領域に一致した皮膚に沿って帯状に小さな水ぶくれがたくさん出ます。一般に体の左右どちらか片側にのみに症状が出ます。体のどの部分にもできますが、顔面に生じた場合は眼症状や顔面神経麻痺等を合併することがあり注意が必要です。
見た目だけではその他の小さい水ぶくれになる疾患との区別が難しい場合は、細胞診の検査で確定診断します(所要時間5分ほど)。特殊なヘルペスウイルスによる疾患が疑われる場合は(大学でも外来をしているので)時間がかかりますがPCRによる各種のヘルペスウイルスの遺伝子検査も必要な方のみ行っております。
抗ヘルペスウイルス薬の内服を行います(約5日間)。疼痛などの症状により、鎮痛剤やビタミン剤などを使用します。 体力が落ちているときに発症する病気なので、安静にすることが大切です。顔面に出た場合の一部で顔面神経麻痺(Bell麻痺)、角膜ヘルペス等の合併症の可能性があれば近医もしくは大学病院の神経内科、眼科と連携して治療を行います。
蕁麻疹(じんましん)はよくある病気で、15~20%の人は一度は経験するといわれています。一般に食べ物に対するアレルギー反応として起こると思われることが多いようですが、その他感染、運動や暑さ、寒さといった刺激、圧迫や日光などによっても起こります。 皮膚が突然に赤く盛り上がり、かゆみを伴います。虫さされのように見えますが、放っておいても数時間のうちに消える場合は蕁麻疹の可能性が高いといえます。かいたりすると広がったり、他の場所にも出たりします。新しい皮疹が現れたり消えたりしながら1日中続くこともあります。
食物が原因になることはよく知られていますが、細菌やウイルス感染なども原因になります。また、特定の食品(小麦やエビ)を食べた後に運動すると全身に出ることがあります。蕁麻疹(じんましん)は、すべてがアレルギー性とは限らず、皮膚をこすったり、圧迫した所に出たり、温度の変化、入浴や運動・精神的緊張などによる発汗なども原因になります。
しかし、蕁麻疹(じんましん)の7割以上は原因がはっきりせず、色々な検査をしても手がかりすら得られないことも少なくありません。蕁麻疹(じんましん)が長く続くと、皮膚以外の内臓の病気が気になりますが、ほとんどの場合、肝臓など内臓の病気とは関係がありません。
採血検査(白血球数、炎症、甲状腺機能等)、プリックテスト、 自己血清皮内テスト(ASST)は大学で行います。
蕁麻疹(じんましん)にはヒスタミンという物質が関係しており、この働きを抑える抗ヒスタミン薬の服用が治療の基本です。抗ヒスタミン薬には種類があり、人により効く薬が違いますので、まずは自分に合った薬を見つけることが大切です。慢性蕁麻疹では、長期にわたり薬を飲み続ける必要がありますが、飲み続けることによる影響はほとんどありません。症状に合わせて薬の量を徐々に減らしていけば、多くの場合、症状をコントロールでき、やがては治療を終了させることもできます。
「ヘルペス」とは、水ぶくれが集まった状態のことをいいます。
これは、「ヘルペスウイルス」による感染症で、人間に感染するヘルペスウイルスは8種類が知られています。感染するウイルスにより症状はさまざまで、代表的な病気に、「単純ヘルペスウイルス」による口唇ヘルペス、性器ヘルペス、「水痘・帯状疱疹ウイルス」による水ぼうそうや帯状疱疹があります。
抗ヘルペスウイルス薬の内服を行います(約5日間)。感染を併発している場合は抗菌剤の外用を行うこともあります。
皮膚糸状菌というカビによる感染症です。代表的なものは、足白癬ですが、俗称として水虫と呼ばれるものです。股にできるのは股部白癬で、俗にインキンタムシと言われます。爪に感染したものは爪白癬、手に感染したものは手白癬と言われます。
1番診察室、2番診察室ともに顕微鏡にデジタルカメラが接続してあり結果を画像で確認できます。菌種が診断に重要な場合は真菌培養検査を行います。
水虫(白癬)専用の1日1回の塗り薬を用います。爪の水虫は以前は採血検査が必要な飲み薬でしたが現在は専用のマニキュア型の塗り薬が効果的です。
「いぼ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般をさす俗語です。「いぼができた」と言って受診される方の中には、さまざまな皮膚病(多くは皮膚の腫瘍)が含まれています。
最も普通の「いぼ」は「ウイルスが感染してできるいぼ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです
皮膚科医が狭い意味で「いぼ」と言う場合、通常はウイルス性疣贅を指します。
その他にも、水いぼや中年いぼ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りいぼ(専門用語では老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)を初めとする多くの皮膚病があります。悪性腫瘍のこともありますので、診断には慎重を要し、安易な自己診断は禁物です。
基本的に液体窒素冷凍凝固療法を行います。治りにくい場合はモノクロロ酢酸の外用、内服、手術療法を併用致します。
たこと魚の目はどこかの皮膚の一部が慢性の刺激を受けて皮膚が厚くなる病気です。魚の目は歩くときに痛くなります。
専用のタコ削り器を準備しております。硬い部分が厚い場合は柔らかくするシールを併用することでほとんどのタコ、魚の目を取り除くことができます。痛みもすぐに軽快します。
ニキビとは毛穴の中に存在するにきび菌などによる細菌感染症であると考えている方が多いのですが、そうではありません。皮脂の分泌が過剰になると同時に、皮脂の出口である毛穴の部分が硬くなることにより、皮脂が毛穴の中につまってしまった状態からおこります。そして、つまった毛穴の中で、にきび菌などが繁殖して炎症が起こります。
皮脂の過剰分泌、毛穴の角化異常は思春期には、誰にでも起こりうることですが、ホルモンの影響(特に男性ホルモン)やストレス、紫外線、いろいろな皮膚への刺激(化粧、乾燥、髪の毛などの接触、擦れ、皮脂分解産物など)がにきびの増悪因子として作用します。
最近保険適応になったベピオゲル、ディフェリンゲルを中心に抗菌剤、漢方薬などを症状に応じて使い分けます。囊腫性ざ瘡、集簇性ざ瘡などの難治性ざ瘡も治療可能です。
シミとひとことにいっても加齢に伴う皮膚の色素沈着である「老人性色素斑」「肝斑」「雀卵斑」「太田母斑」「対称性真皮メラノサイトーシス」「炎症性色素沈着」から「薬剤性の色素沈着」、こすっただけでできる「フリクションメラノーシス」、さらにいろいろな病気の時に起こる色素沈着まで様々です。
当院では皮膚の拡大鏡であるデルモスコープ等も活用し的確な診断と治療を行っております。治療はビタミン剤の内服、美白剤であるハイドロキノン外用などを行います。レーザー治療が必要な方は近医の美容外科、岡山大学付属病院等の適切な施設をご紹介しております。
寒い冬にすねを中心に起こる乾燥肌もしくは皮脂欠乏性湿疹に対しては、適切な塗り薬を処方致しております。
症状に応じてワセリン、乳液など適切な保湿剤を使用します。
まるく脱毛する単発型が基本ですが、多発することもあります。頭全体の毛が抜け、さらに全身の毛が抜けることもあります。
早期に治療を行うと治りが良いです。当院では塗り薬、飲み薬、光線療法、冷却療法、注射などをで治療を行っております。また局所免疫療法(自費)も行っております。
巻き爪(まきづめ、陥入爪)は、足の爪が横方向に曲がっている状態で、親指の爪に起こる場合が多いです。
痛みが強いので炎症を抑える塗り薬が基本になります。食い込んだ爪はガター法にて爪は切らずに治療しています。しばしは爪白癬による変形で巻き爪になっているのに白癬はそのまま巻き爪の治療をされている方を診察します。まずは的確な診断から。
ケガやにきび跡が赤く盛り上がってきて硬くなり、痒くなってきます。
当院では飲み薬、塗り薬、貼り薬(サージカルテープやシリコーンテープ)、注射にて治療を行っております。根治を希望される患者様や難治性の患者様には手術療法+放射線治療のできる病院を紹介しております。
皮膚が赤くなって盛り上がり、表面に乾燥した白い垢が付着し、ポロポロと剥がれ落ちてくる病気です。ひじやひざ、すねやおしりや背中などに出やすく、頭皮で始まる方も少なくありません。
当院では塗り薬(ビタミンD)、光線療法(エキシマ)、飲み薬(メソトレキセート、チガソン、ネオーラル)などの治療が可能です。関節症状や適応のある患者様はバイオ(生物学的製剤であるレミケード、ヒュミラ、ステラーラ、コセンティックス)による治療の説明をいたします。
おむつにおおわれた皮膚に起きた炎症で、専門用語では「おむつ皮膚炎」といいます。おしり全体が赤くなったり、ポツポツとあせものような湿疹がでることがあります。
炎症はかゆみや痛みをともない、悪化するとただれて血がにじむ赤ちゃんもいます。塗り薬で治療します。
ウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)による感染症で、比較的感染しやすいものです。皮膚と同じ色のことが多く、やわらかく、潰すと粥状の物質が出ます。大きさは米粒くらいですが、大きくなることもあります。
大人になると免疫ができて感染しなくなりますが、小学校高学年までは感染の可能性があります。放っておくとどんどん増えるため、当院ではなるべく少ないうちに取ることをお薦めします。免疫ができていずれ無くなるという意見も正しいのですが、長期にわたり(半年~2年程度)、その間に水イボが多発してしまいます。
水いぼの治療には、つまみ取る以外にもいくつかの治療法があり、症状に応じて適切な治療を行いますので、できるだけ少ないうちに処置しましょう。
とびひ(伝染性膿痂疹)とは細菌による皮膚の感染症です。ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌などが原因となります。接触によってうつって、火事の飛び火のようにすぐに広がるから、たとえて“とびひ”と言われます。あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。また、鼻の入り口には様々な細菌が常在しているため、幼児・小児で鼻を触るくせがあると、鼻の周囲からとびひが始まったり、その手であせもや虫刺されなどをひっかくことでとびひになることがあります。
抗菌剤の飲み薬、塗り薬を使います。お子さまには苦くない薬を使います。
人の汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があり、エクリン腺はほぼ全身にあって温熱刺激や精神的緊張によって発汗します。一方アポクリン腺は腋窩や外陰部に分布し、思春期になると性ホルモンの影響で分泌が多くなります。ワキガのにおいのもとはアポクリン腺の汗の中の脂肪酸が皮膚の表面の細菌によって分解され、3メチル2へキセノイン酸がにおうといわれています。ワキガの人はアポクリン腺が大きくて、その数も多く分泌量が多い傾向があります。
ワキガは優性遺伝し、親子ともに現れることが多いですが、日本人などの黄色人種ではその頻度は約10%にすぎません。白人や黒人ではほとんどの人に多少ともワキガがあります。ワキガの予防は皮膚表面の細菌を減らすため、洗浄などでいつも腋を清潔に保つ必要があります。
汗が出るのを抑える制汗剤、塩化アルミニウムの塗り薬を用意しております。
冬期間に気温が4~5度で一日の気温の差が10度以上になると、しもやけを起こしやすくなると言われています。冷たい外気に曝された後、血行の悪くなりやすい場所(手足の指先、耳たぶ、頬、鼻など)に症状が出ます。皮膚が赤く腫れ、ひどい時には水ぶくれを起こすこともあります。かゆみを伴い、入浴などによりかゆみが強くなることも特徴です。子供に多い病気ですが、女性では大人になっても繰り返す人もいます。 しもやけの原因は、冷たい空気にさらされることですが、同じように寒気に当たっても、血流の障害の程度と回復には遺伝的な差があり、しもやけになりやすい体質の人と、なりにくい体質の人がいます。
ビタミンEの塗り薬、飲み薬を使います。症状が強い場合や、広範囲にわたる場合、毎冬しもやけを繰り返す人の場合などには、ビタミンEの飲み薬も有効です。しもやけの場合、予防が最も重要です。しもやけになりやすい人は、冬に外出する時には、手袋、マスク、耳当て、帽子などの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけてください。
しもやけと良く似た症状に、若い女性に多いエリテマトーデスという病気があります。エリテマトーデスは、皮膚症状の他にも様々な内臓の症状を伴うことがありますが、皮膚症状のみではしもやけとの区別が難しい場合があります。血液検査などで詳しく調べることによってはっきりとしますので、しもやけを何度も繰り返したり、しもやけの症状が強い人は、皮膚科を受診して検査を受けることをお勧めします。
ひびは、手足の乾燥がひどくなり、皮膚がかさかさして荒れた状態をいいます。皮膚の弾力がなくなるために、細かいひびを生じたり、皮膚の溝にそって割れてしまいます。
また、赤くただれ、強いかゆみも起きてきます。 あかぎれは、これらの状態がさらに悪化して、真皮層までひび割れ、血管が透けて見え、血がにじみ、ピリピリした痛みを伴います。水分不足によりカチカチの硬い皮膚になりゴワゴワ感も出てきます。
傷を治すお薬とかゆみを取る塗り薬を重ね塗りします。収斂作用と言って閉じるように治るので痛くなくなります。
男性型脱毛症の治療薬です。男性型脱毛症は内服で進行を止めることができます。
AGA(男性型脱毛症)の原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)といいます。このDHTが頭の細胞に結合すると、細い毛髪が増えたり抜けてしまうので、毛髪が薄くなってしまうのです。プロペシアは、AGAの原因であるDHTを作れないようにします。これにより細くなった髪の毛が太くなったり、たくさんの寝ている毛髪が起きて成長しAGA改善の効果が期待できます。プロペシアはジェネリックも用意しています。(H28年3月ごろには約1.6倍の効果があると言われるザガーロも発売される予定です。)
円形脱毛症の治療として最も効果があるとされています。
広く脱毛して6ヶ月以上も続いている場合は、局所免疫療法が適応となります。かぶれを起こす特殊な薬品(SADBE、DPCP)を脱毛部に塗って、弱いかぶれの皮膚炎を繰り返し起こさせる治療法です。1~2週に1回行います。有効率は60%以上で、日本皮膚科学会の脱毛症ガイドラインでも現在最も有効な円形脱毛症の治療法です。難治な場合でもかなり有効でお子様でも治療可能です。ただし使う薬品は健康保険で認められていませんので、使用する場合は患者さんの同意が必要です。副作用として、人によってはひどいかぶれが起きることなどがあるので注意を要します。
メラニンが作られるのを防ぐ美白剤です。ロート製薬の皮膚科のクリニック専用品をご用意しています。
自家調製のハイドロキノンはかなりの頻度でハイドロキノンそのものにかぶれますので当院ではかぶれないないハイドロキノンを用いています。